|
|
界面活性剤 |
|
混ざり合いにくい物(水と油など)を混ざりやすくする為の中継役を果たす性質。石油やヤシ油などから合成される合成界面活性剤と自然の物から作られる天然界面活性剤の2種類があります。 |
|
グリセリン |
|
グリセリンは無色透明の甘みや粘り気のある天然化合物で、空気中の水分を引きつける保湿性をもち、食品、化粧品、合成樹脂ダイナマイトなどの化学製品の材料としても使われます。石鹸を作る際に天然のグリセリンが作られます。油溶・水溶性の汚れをきれいに落とす性質ももちます。
|
|
コールドプロセス法「CP法」 |
|
温度の低い熱(38度〜40度)でけん化が進むように4週間から6週間程かけ、じっくりと熟成させる製法です。手作りの石鹸ではこの製法が使われますが大量生産に向きません。「クチャりん」はこの製法で作られます。 |
|
中和法 |
|
あらかじめ油脂を脂肪酸とグリセリンに分解しておいて 脂肪酸を苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)または苛性カリ(水酸化カリウム)で中和する方法です。
脂肪酸の配合を自由に決めることができますが、 けん化塩析法の石けんと比べて変敗しやすいともいわれています。 |
|
けん化塩析法 |
|
油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えて加熱してけん化し、 得られた石けん膠(にかわ)を塩析し、 ニートソープ(石けん素地)とグリセリン、不純物を分ける方法です。 |
|
焚き込み法 |
|
油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)または苛性カリ(水酸化カリウム)を加えて加熱してけん化し、 得られた石けん膠(にかわ)を塩析せずに仕上げる方法です。 家庭や地域で小規模に作られる廃油石けんの製造に用いられます。不純物もそのまま残るため、石けんの純度はあまり高くなりません。 |
|
冷製法 |
|
油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えて撹拌し、加熱せずに反応熱だけでけん化を行い、 得られた石けん膠(にかわ)を塩析せずに仕上げる方法です。
焚き込み法と同じく不純物もそのまま残るため、石けんの純度はあまり高くなりません。 |
|
けん化 |
|
油脂がアルカリの作用でグリセリンと石鹸になる化学反応の事を言います。 |
|
けん化率 |
|
全ての油脂を石鹸にせず、一定量を残す割合をけん化率といいます。例えばけん化率90%の石鹸であれば90%の油脂が石鹸となり、残りの10%が過剰油脂として石鹸に残りますが一定量を残すことで保湿力が上がります。石鹸の溶解の調節にも応用されます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|